架空請求メールに記載のURLにアクセスすると
迷惑メールが届いたので、少し調べてみました。
まずは差出人やタイトル。
差出人の『重要通_知』や件名も日本語的に少し変ですね。
差出人: 重要通_知<zyxbewixzagn@i.softbank.jp>
件名: 【重要】必ずご確認下.さ_い。
下記全文です。
メール本文のURLは再度アクセスを試みるとあるTwitterアカウントにリダイレクトされ
てしまい、アクセスができなくなってしまう作りになっていました。
また、ドメインについても、国内の住所や日本人のような名前で登録されていました。
※不審なメールを受信された場合は本文中のURLへのアクセスや返信は行わないようにご注意ください。
本文中に記載されているURLにアクセスすると、いきなり督促状が表示されます。
そして、それっぽい印が押されている督促状風の画像や延滞料として、268,000円の支払を促がすような記載があります。
ちなみに、裁判所のページにも架空請求に関する記載がある通り、本物の場合は
郵送で送付されます。
支払督促手続では,申立ての要件を満たしていれば,相手方の言い分を聞くことなく支払督促が発せられ,郵便によって送付されます。
http://www.courts.go.jp/about/topics/kakuuseikyuu/index.html
また、どこの簡易裁判所かの記載がありません。
サイトのフッター部分(下部)に記載されているコピーライト(著作権を示すもの)
が Copyright© __ となっており、誰の著作物かが不明となっております。
このサイト、督促状を表示しているページにも
- 登録した記憶が無い
- 放置したらどうなるの?
- 正当な請求ですか?
などと解説をしているほかに、FAQのページも存在します。
FAQページでは、下記のように架空請求に関する記載もあります。
当局で発布された督促状を偽造する架空請求業者の事例について
架空請求詐欺で被害者に支払を強要する方便として、加害者が裁判所を騙り、支払督促を発付する旨の文書を偽造して送りつけることがある。
さて、この延滞料金ですがナントいろいろなコンビニで支払えるようで、
対象のコンビには下記が記載されたいます。
また、支払い方法は カードタイプ と シートタイプ の2種類があり
カードタイプはAmazonギフトカードをコンビニで購入し、カードの裏面を
写真で撮影して送付。
シートタイプはコンビニに設置されている、マルチコピー機、ファミポート、
ロッピー、カルワザステーションなどからAmazonギフトカードを購入し
こちらも写真で撮影して送付。
- ご利用可能金額
- ギフト券番号
- 購入店舗
- 購入日時
- 購入日時がわかるレシート
どちらも、丁寧に購入手順付きです。
こちらはシートタイプの説明に記載してあった撮影ポイント
ここに記載されている1~3までを撮影するように記載されています。
この様に、銀行口座などではなく換金が可能でどこでも購入が可能なギフトカードなどが要求されているのだとおもいます。
どこか変だなと思ったら誰かに相談してみましょう。
国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/category/consult.html
東京都くらしWEB
http://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/torihiki/taisaku/